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【ホームページの基礎】ドメインとは?種類や取得方法について分かりやすく解説

更新日:2023年7月19日


ウェブサイト(Webサイト)の制作

皆さんは「ドメイン」という言葉、聞き慣れていますか?

ホームページを作成する際に必要な「ドメイン」について、なんとなく耳にしたことがある人は多いかもしれませんが、説明するとなると難しいのではないでしょうか。


この記事では、初心者の方でも分かりやすいように、ドメインの基本的な知識や種類、特徴について丁寧に説明していきます。



ドメインとは


ドメインとは

ドメインをイメージしやすく例えると、インターネット上の「住所」です。インターネット上でWebサイトの場所を指定するためには、通常IPアドレスという数字の並びを使いますが、これを理解しやすい文字列に変換したものがドメインなのです。


ドメインを使用することで、ユーザーは特定のWebサイトにアクセスし、そのコンテンツを閲覧したり、サービスを使用したりできます。


ドメインはWebサイトのみならず、メールアドレスの「@(アットマーク)」以降の部分も指す言葉として使用されます。



DNS (ドメインネームシステム)とは


ドメインを通じて、私たちはそのサイトの概要を大まかに把握することができます。しかし、IPアドレスの形式では、「.(ドット)」によって分割された数字の列で、それがどのようなサイトであるかを特定できません。


そこで、必要になるのが「名前解決」と呼ばれるIPアドレスをドメイン名に変換するプロセスです。このプロセスを実行するシステムを「DNS(ドメインネームシステム)」と称し、対応するサーバーを「DNSサーバー」と言います。


たとえば、ブラウザのアドレスバーにアクセスしたいサイトのドメイン名を入力すると、その問い合わせがDNSサーバーに到達し、該当サイトのIPアドレスを特定してくれます。このシステムのおかげで、私たちはIPアドレスを記憶せずとも目指すサイトにたどり着くことができます。


DNSの仕組み

サーバーは「土地」、ホームページは「家」、ドメインはドメインは「住所」


ホームページ制作には、ドメイン以外にも別の重要な要素が必要です。

それはサーバーと呼ばれるものです。


前項でドメインをインターネット上の「住所」と説明したのと同じように、サーバーは「土地」に相当します。これがホームページを構築するための基盤となります。


この「土地」であるサーバー上に「家」となるホームページを構築します。

ドメインは住所

家(ホームページ)を築くためには、まず土地(サーバー)を取得する必要があります。そして、完成した家に人(ユーザー)を招くためには、その住所(ドメイン)が不可欠です。


サーバーに関しての詳しい説明は、こちらの記事で解説しています。



独自ドメインと共有ドメインの違い


ドメインは大きく分けると、「独自ドメイン」と「共有ドメイン」の2つがあります。


独自ドメイン


独自ドメインとは、自分1人で所有しているドメインです。

他の人が同じ名前のドメインを持っていなければ、お好みの文字列で取得できます。


メリット

  • 信頼度が高い

  • ドメイン契約をやめない限りずっと使える

  • SEO対策がしやすい


デメリット

  • 維持費が年間1,000円〜3,000円

  • 準備に少し時間と手間が掛かる


共有ドメイン


共有ドメインとは、1つのドメインを複数人で共有して利用するドメインです。


例えば、ホームページ作成ツールを提供している「Wix」では、共有ドメイン「◯◯◯◯◯.wixsite.com」を利用することができます。


皆さんがイメージしやすい、Gmailの「gmail.com」も大きなカテゴリでは共有ドメインといえます。利用者がサービスの中で同じ「gmail.com」を共有して使用しています。


メリット

  • 無料で利用できる

  • アカウント登録だけで簡単に使える

デメリット

  • ドメイン名を好きに選べない

  • サービス提供が終わればなくなってしまう



ドメインの種類


「.com」「.net」「.jp」など、ドメイン名にはいくつかの種類があります。

ドメインの分類やそれぞれの意味について解説します。

TLD(トップレベルドメイン)とは

gTLD(分野別トップレベルドメイン)


gTLDは、どの国の誰でもが制約なしに使用可能なドメインです。

ドメインを取得する際は、まず gTLD で登録できるか確認してみるのも手です。

特に「 .com 」は人気のドメインです。


以下は各ドメインの意味です。

ドメインの意味

なお、2012年以降に新たに追加されたドメインは新gTLDと呼ばれています。



ccTLD(国コードトップレベルドメイン)


ccTLDは、特定の国や地域を2文字で示すドメインを指します。

取得するには通常、その国や地域に住所または事業所を持つことが条件となります。


「.me」(モンテネグロ)、「.uk」(イギリス)のように、それぞれの国には独自のccTLDがあり、日本では「.jp」がこれに該当します。


属性型 JP


日本に住所がある「企業」や「大学」、「ネットワークサービス提供者」など特定の条件を満たす人や組織だけが取得可能です。

登録のための条件が厳しいため、ユーザーからの信頼を獲得しやすいドメインです。


■ 主な属性型 jp

  • co.jp(日本国内で登記を行っている会社が登録できる)

  • ac.jp(高等教育機関および学校法人などが登録できる)

  • ne.jp(日本国内のサービス提供者によるネットワークサービスが登録できる)

  • go.jp(日本の政府機関や各省庁の研究所、特殊法人などが登録できる)

属性型JPの種類


ドメインの取得方法


STEP1 ドメイン名を決める


初めに、取得したいドメインの名前を決定します。サイトのテーマや概念が確定した後で考えると、決定しやすいです。


 

■ ドメイン名の決め方


ドメイン名は他のサイトと被らない限り、自由に設定できます。

任意のドメイン名を選択することが可能ですが、選択する際には以下のポイントに気をつけましょう。

  • ホームページのテーマに沿っているか

  • 会社名やブランド名を含んでいるか

  • 過度に長すぎず、覚えやすいか

ドメイン名は、ユーザーがサイトを認知するための重要な要素です。

そのサイトの概要が一目でわかりにくいドメイン名を選ぶと、ユーザーが戸惑い、訪問しない可能性があります。その結果、サイトへのアクセス者数が伸びず、サイトの運営に悪影響を及ぼす可能性があります。

ユーザーが信頼感を持ちやすく、サイトの内容が直感的に理解できるドメイン名を選ぶことが重要です。


また、ドメイン名の変更は検索エンジンからの評価がリセットされてしまうため、慎重に選択することをお勧めします。

 

STEP2 決定したドメインが利用可能かチェックする

 

ドメイン名が決定したら、ドメインを提供しているサービスのウェブサイトで取得が可能かどうかを確認します。

既に他のユーザーが取得していることもあるため、その場合は他の利用可能なドメイン名を検討し、確認してみてください。

特定のキーワードを絶対に使用したい場合は、TLDを変更したり、「-(ダッシュ)」を追加することで新しいドメイン名として取得できます。ただし、これは同様のサービス名やコンテンツのサイトが既に存在することも意味しているため、よく考えることが必要です。



STEP3 申請手続きを行う


取得可能なドメインが見つかったら、手続きに進みます。

サイトの案内に従って必要な情報を入力し、料金を支払うと登録することができます。

取得手続きが完了したドメインは、ホームページで利用できるようになります。



■ ドメインの有効期限


ドメインには有効期限があり、有効期限が切れてしまうとサイトにアクセスできなくなってしまいます。期日はあらかじめ確認しておき、無効になる前に更新するよう心がけてください。 有効期限が近づくとドメインを取得したサービス・会社から通知が届きますので、見逃さないようにしましょう。



まとめ


以上、初心者の方に向けたドメインの基礎知識について解説いたしました。

これからホームページ制作をお考えの方は、ぜひお役立てください。


なお、ドメインやサーバーのご契約について「専門的な方にお手伝いをお願いしたい・・・」とお考えの方、ホームページ制作サービス「YouMe」のご契約者様には、オプションでご契約お手伝いのサービスも行なっております。(代行は行っていません)

この機会にぜひご検討くださいませ。





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